スタッフインタビュー

number03

身につけたいのは、企業規模拡大に貢献できる指導力。個々のスキルアップで、会社全体の力を底上げしたい。

松下 友哉

不動産ソリューション事業
建築事業部 次長

YUYA
MATSUSHITA

Profile

大学の建築学科を卒業後、マンションデベロッパーの技術職として働いたのち、転職。不動産営業を十数年経験し、株式会社カムテイへ。2018年には一級建築士の免許を取得。現在、企画開発課課長として後輩の成長をサポートしながら、営業と工事打合せの二刀流で活躍している。プライベートで最近はまっているのはサウナ。週に1度、体型維持を目的に通うジムに併設されている施設を利用するほか、お気に入りのサウナにも定期的に足を運んでいる。宅地建物取引士も取得済み。

INTERVIEW

上司・部下という隔たりなく、同じ会社の「仲間」として認識しています。

カムテイへは、以前の職場で一緒だった部長の誘いを受け、入社しました。実は3年ほど「うちへ来ないか」と言われていたのですが、なかなかタイミングが合わなくて。ようやく一度話を聞きに来たところ、なんと代表までもが、もともとは同じ会社で働いていたことが判明。強い縁を感じ、入社に至りました。
現在、営業としてテナントの開発に携わる傍ら、入社後に取得した一級建築士の資格を活かし、現場での工事打合せも行っています。また最近は、増えてきた20代の新人スタッフに仕事の流れを覚えてもらうため商談へ同行。私には一応「課長」という肩書がついていますが、気持ちの面では上司・部下という隔たりなく、「仲間」という認識で皆と仕事をさせてもらっています。営業職だとよく勘違いされがちですが、大事なのは自分をよく魅せようとすることではなく、じっくりとお客様の声に耳を傾ける姿勢です。私自身が実践しているのはもちろん、部下や後輩にも心がけるよう伝えています。

INTERVIEW_1

同時並行で、自身による客観的な判断も必須。ただ空き物件の仲介をするだけの仕事ではありません。

まだ入社して1年も経っていなかったころのことです。とあるアミューズメント施設のオーナー様から、お店を閉めて土地を貸し出したいというご依頼があり、当時お付き合いしていたスーパーマーケット様にお声がけをしました。好感触を得たのでオーナー様にさっそくご報告をすると、すぐに店舗を閉店し、従業員の方に退職金まで支給されたのです。ところが後日、テナント様によくよく話を聞くと、まだ会社に稟議を通していない、担当者レベルの話だったことが判明。もちろん最終的には正式に出店が決まり、大事には至らなかったものの、私の言葉一つで人の人生までも大きく左右してしまうという事実に改めて身が引き締まりました。ただ、難しいのが、片方の結論を先に確定してしまうのにも実はリスクがあります。テナント様の出店が確定しても、オーナー様が心変わりして貸すのをやめてしまうという、先ほどの実例とは真逆のことも起こりうるのです。大事なのは、商談を進めながら自分でも客観的な視点で判断をしていくこと。テナント様は確実に出店の意思があるのか、オーナー様はこの金額で貸すことを本当に良しとしているのか、さまざまな判断材料を集め、瞬発力を持って真偽を見極めるようにしています。

INTERVIEW_2

自分の利益だけを追い求めた若手時代を経て、今は「皆が成功するほうがうれしい」という心境に。

大学卒業後、職種は変われどもずっと勤めてきた不動産業界。営業に転身してからの20代後半から30代前半は、とにかく成績を上げ歩合を増やすことに必死でした。またカムテイに入社後も、成果を期待されていたこともあり、数年間は、一心不乱に「我が我が」で働きました。しかし、ここ数年で、自分自身だけではなく、部署全体、会社全体の利益に着目するほうが楽しいと感じるように心境が変化。まだ経験の浅い後輩と二人三脚で営業を行い、契約につながると、自分のことのようにうれしいですし、何よりひとり立ちへ向けたサポートができていると思うと大きな喜びを感じます。人材の成長は、会社の成長と同義。企業規模を拡大していこうとしている今、指導力を身につけ、会社全体の売り上げを皆で底上げしていくことが私の今後の目標です。ときには部下や後輩に腹を立てられたりすることもあるかもしれませが、私自身にも同じ経験があり、今では当時の先輩に感謝しています。いつかそう思ってもらえるよう、成長へと導いていきたいです。

INTERVIEW_3
メッセージ

入社後、未経験の方であれば営業に同行し、最初の商談から成約まで一通りの流れを学んでもらいます。でも、ここで理屈を理解したからといって、すぐに同じことができるわけではありません。さまざまな物件がある分、不動産営業はイレギュラーなことの連続です。だからこそ、失敗を恐れずどんどんトライ&エラーを繰り返してほしいですし、そうすることが成長への一番の近道でもあります。お客様のニーズに的確に応え、心からの「ありがとう」をいただけるよう、ともに成長していきましょう。

取材日:2021年6月